
土エネルギーは、「知識」「知恵」といった要素と深い関係性がある自然エネルギーです。そんなこともあって、今回は『五感』に関連したお話をしてみたいと思います。
■五感の優先順位に関するおさらい。
”五感”という感覚には、使用しやすさの優先順位が存在しています。具体的には、こちらの記事(”感覚(味覚)を活かす”ためには、「五感の優先順位」があることを認識。)でお話していますので、ご参考にしていただければと思います。
ポイントは、五感の活用しやすい順位(優先順位)が下記となっているということ。
「触覚」>「聴覚」>「視覚」>「臭覚」>「味覚」
順位さがあるほど、優位な感覚しか活用できない状況となることを意味しています。例えば、他人に体の一部を触られた状態(触覚)のまま、美味しい食事をしていたとしても、触られている感覚(触覚)のほうが、優位に働いてしまって、味がよくわからなくなってしまう(味覚が上手く活用できない)わけです。
■”記憶”は、優先順位の低い”五感”による情報のほうが残るもの。
五感の活用しやすさという意味では、「触覚」が一番上位となるわけですが、面白いことに、優先順位が低い感覚を通じて得た情報のほうが、記憶に残りやすいという特性があるんですね。「味覚」を通じて情報を得たときの記憶のほうが残りやすいということなのです。
味そのものをしっかりと覚えているというよりも、過去に何か美味しいもの(逆に不味いもの)を食べたときの状況・情景(思い出)が明瞭に記憶として残りやすいということなんですね。
逆に言うと、”触覚”を通じて得た情報って、ほとんど記憶には残っていなかったりするものなんです。(記憶に情報が残りにくい)
五感の中で、「味覚」と「臭覚」に関しては、具体的に、現時点でその時の味や香りなどをインプットすることなくても、案外、過去時点での味や香りも記憶と共に思い出すことができたりするものなんですね。
「視覚」「聴覚」に関しては、これらの感覚に優れた自然民族さんを除くと、実際に、過去と同じ風景を見たとき(視覚)や音楽などを聞いたとき(聴覚)に、過去の記憶が蘇るといった形となるもの。記憶を引き出すための引き金(要因)が必要となるのです。
ゆえに、旅行にいったり、何か大切な行事などに赴くときには、味覚or臭覚を大いに活用した行動を心がけると良いかと思います。