
今週は、暖かな日が多くなりそうな気配。関東周辺では、一気に桜が花開いていくこととなりそうですね。満開の桜の光景が至る所に存在することに。今回は、そんな「桜の開花」に関連したお話をしてみたいと思います。
■桜の大樹は、古き時代の記憶を宿しているもの。
100年以上生きている樹木(古木)の中には、少し特殊な力を有するようになった個体が存在していたりするものです。中でも、『桜の大樹(古木)』は、時代の情景を宿する力を持っているものも少なくないんですよね。
桜の大樹(古木)は”時代の一場面(時空間)を記憶する力”を有していたりするのです。
■桜の大樹の記憶が溢れ出るのが、「開花を迎えた夕刻の時間帯」。
そんな桜の記憶を感じることが出来る時期が桜の開花時期なんですね。しかも、「開花を迎えた夕刻の時間帯」が桜の大樹の記憶が溢れ出るひと時となるのです。
桜の大樹が夕日を浴びるとともに、その周辺の時空間の様相がガラッと変化することもあるんですよね。その変化は、視覚で感じることもあれば、嗅覚や触覚で感じることもあったりします。実際に、見ている景色や香りが変化するのが感じられたリするわけです。
ジブリ映画の”千と千尋の神隠し”を見たことがある方であれば・・・最初に千尋が足を踏み入れた「飲食街」が日没とともに様相が大きく変化する情景を覚えているかと思います。あんな感じで、桜の古木周辺の時空間が夕刻になると大きく雰囲気が変化するわけです。
私が住んでいる地域においては、「大正時代の情景」を記憶に留めている桜の大樹があります。開花時期の夕刻になると、毎年、大正時代のハイカラな雰囲気が漂う空間となるんですよね。
桜が”時代の記憶”を呼び覚ましているときは、時空間の歪みも生じることとなるようで、必然的に自然霊や妖たちが出現・集う場ともなりやすい傾向もあります。そんな自然霊たちとの交流を楽しみたい方は、夕刻に桜の古木周辺で、お花見を楽しんでみてはいかがでしょうか。