
「霊感覚」に関しては、なかなか単純に語れない部分も多いため、いろいろと補足の話をしてみたいと思います。
■幼少期には、程度の差こそあれ、誰しもが有している「外的霊感覚」霊感覚の中でも「外的霊感覚」と「内的霊感覚」は五感と同様に案外身近な感覚とも言える要素なんでよすね。というのも、幼少期「0歳〜5歳・6歳頃」には、程度の差こそあれ、大半の人が外的霊感覚or内的霊感覚を有しているからなのです。その霊感覚を活用することができているかどうかは別ではありますけどね。
というのも、前回記事でお話したように「外的霊感覚・内的霊感覚」は、生命エネルギーと身体エネルギーの融合度合いによって、生じる感覚だからです。誕生して間もないころというのは、創られたばかりの身体(身体エネルギー)に生命エネルギー(魂)が宿ったばかりの状態なんですね。まだまだ、とても身体エネルギーと生命エネルギーが融合されるには至っていないのです。
成長過程において、徐々に生命エネルギーと身体エネルギーが完全に融合されていくわけですが、それに要する期間が「5・6年」なんですね。そう・・0歳から5歳・6歳頃までは、生命エネルギーと身体エネルギーが完全には融合されていない状態なのです。で、大半の人は、6歳・7歳頃に心身の融合が完了して、それ以降は、安定的な心身状態(魂と身体の融合)となるわけです。
ゆえに、ほとんどの人が0歳〜5歳・6歳の間に、主に外的霊感覚を有することとなるのです。細かく言うと、ここで自然民族さんによる差が出てきます。金エネルギーを有する金の民さんの場合は、「人の霊体」との触れ合いが主となりやすく、風のエネルギーを有する風の民さんの場合には、「妖精(植物の自然霊)」「風属性の自然霊(森林に関連深い妖たちなど)」との触れ合いを外的霊感覚を通じて、行いやすくなるのです。
水の民さんも、金エネルギーとの親和性が高いことから、金の民さん同様に、「人霊」との交信や「水属性の自然霊」との触れ合いが幼少期には、普通に行われていたりするんですよね。
火の民さんと土の民さんの場合には、幼少期から現世(この世)に対する意識が強い傾向があるようで、外的霊感覚を有していたとしても、あまりそれが活用されるようなことは無い(霊感覚を活かしている人は少ない)のです。どちらかというと火の民と土の民さんは、「自然霊」に対する実感が少ない(その存在を信じていない)といいますか、自然霊という存在に対する意識が薄い傾向を有しているようなんですね。
■「外的霊感覚」を有するパターン。先ほど、5歳・6歳頃には、多くの人が生命エネルギーと身体エネルギーの融合が完了すると記しましたが・・中には、6歳を過ぎても、身体エネルギーと生命エネルギーの完全融合には至らないという人もいるわけです。それが、大人になっても「霊感覚」を有する方となるわけです。
ここで特徴的なのは、生命エネルギーと身体エネルギーが完全融合すると、それ以前の記憶が無くなる(薄まる)ということ。融合する前は、生命エネルギー(魂)による意識が中心となっています。ですから、時折、生命エネルギーが故郷となる「あの世(6次元空間)」の記憶・感性を持ったまま幼少期を過ごす人もいるのです。そんな子供がいわゆる「前世の記憶を有している」と言われたりするんですね。
で・・身体エネルギーと生命エネルギーが融合すると完全に、生命エネルギーが保持していた「あの世での記憶・感性」は消滅するといいますか、忘れ去れることとなります。でも、6歳を過ぎても、完全融合とはならずに、融合の緩みを持った状態で成長していくケースでは、生命エネルギーの起源的記憶・感性を少なからず有したまま、大人となっていくことに。
私も、感覚的に「6歳以前」自然霊たちと普通に触れ合っていたという感触(感覚)は今でも残っているのですが、実は6歳以前の記憶はまったく無いのです。(6歳以前出来事で記憶に残っているものがない)皆さんも、思い起こしてみてください。たぶん、6歳以前の記憶がまったく無い方と、6歳以前の記憶も多少ながら覚えている人・・6歳以前の記憶が鮮明に残っている方がいるはずです。多少なりとも、幼少期の記憶を有している人は、霊感覚を宿している方。鮮明に記憶を有している方は、現在霊感覚を発揮している方と言えるのです。
■幼少期から外的霊感覚を有し続ている人が通る道。幼少期以降、心身の完全融合に至ることなく、心と身体の緩みを有している人は「外的霊感覚」を発揮し続けているケースが多いものです。そんな中でも自然霊との交流が上手くはかれる子供期を過ごせていれば、大人になるにつれて徐々に霊感覚が薄れていくんですよね。
でも、自然霊たちとの交流の中で嫌な思いをすることが多かったり、逆に自分は自然霊の存在を普通に認識できているのに、ほかの人たち(子供や大人)が自然霊の存在を認識できていないことによって生じる「人間関係上での軋轢」を多く体験している方の場合には、ますます霊感覚が磨かれていくこととなるようなんです。
それは、主に「人間関係での軋轢を通じて、現世への意識や執着心が薄れてしまう」ことに起因しています。現世を大切に感じて、今私たちが生きている世界を強く意識することが「身体エネルギーと生命エネルギーを融合させる動力」となるからです。現世に対する意識の薄れ、失望は、現世へ執着心を薄めていきます。するとそれが、身体エネルギーと生命エネルギーとの乖離を促進する要素となるんですね。身体と生命エネルギーの乖離があると、「外的霊感覚」が発揮されやすくなるわけですから、好む好まざるに関わらず、ますます自然霊たちとの交流が深まることとなってしまうのです。
漫画(アニメ)に「夏目友人帳」という物語があります。その主人公、夏目貴志は幼少期から、妖たち(自然霊)が普通に見える(感じられる)、いわゆる外的霊感覚の持ち主。妖たちが見えることから、人間関係に大きな軋轢を生じ、家族関係、友達関係など人との付き合い方及び妖たちとの付き合い方に悩み続けながらも
日々成長する姿が語られています。
この夏目友人帳で表現されている道のり(人間関係の軋轢と霊感覚)などは、まさに外的霊感覚と本質を語っているものと感じています。人との軋轢から、現世への執着心が薄れ、さらに外的霊感覚が磨かれていく・・そんな流れが記されていますからね。
■外的霊感覚を有する人は生命エネルギーを消費しやすいこれは、前回記事でも少し触れていますが、外的霊感覚というのは、生命エネルギーの状態で干渉空間を生きていることにも繋がります。ゆえに、生命エネルギーが剥き身の状態で自然霊たちと触れ合っているわけですね。ゆえに、どうしても生命エネルギーが傷ついたり、消費する量が多くなる傾向があるのです。
外的霊感覚を有している(発揮している方)方は、どうしても心のパワー(生命エネルギー)が弱まりやすいということは、しっかり認識しておく必要がありそうですね。ですから、大切なのは、普通の人以上に、生命エネルギーを癒すこと及び補充することを強く意識するということ。
具体的には、金の民さんであれば、「金エネルギー」を意識的に補給することを心がけること。さらに最も大切なのは、「安眠(深い良質な睡眠)を得る」ということです。良質な睡眠というのは、生命エネルギーの故郷である、夢世界(6次元空間)へ一時帰省することを意味しています。夢世界へ戻ることで、傷ついた生命エネルギーは修復・癒されるとともに、補充もなされるんですね。外的霊感覚を有している人が現世で健康的な生活を送るためには、一般的な人以上に「安眠(良質な睡眠)」が重要な要素となるのです。これは、とっても大切にしていただきたいポイントです。
■外的霊感覚を有する人が心がけておきたい要素外的霊感覚を好む好まざるにかかわらず常に発揮してしまっていると、本人にとっては非常に負担が大きなものです。ですから、ぜひ目標としていただきたいのが、「外的霊感覚を自分の意志でON・OFFをつけられるようにする」ということ。そのためには、「現世に対する強い意志」を持つことが最善の手段となります。
これは、本来、それほど難しいことではありません。「自分にとってやりがいのある仕事を見つける、推進する」「愛することができる対象を見つけて、そんな家族などを守っていくという気持ちを持つ」「やりがいを感じる仕事は見つからなくとも、生活のためにと仕事を推進していく」といった、現実世界における、様々な営みを大切にしていくこと、心を向けていくことが、現世への意識を高めることに繋がるんですね。もちろん、仕事でなくとも、現世の趣味に力を注ぐことなども同様の要素となります。
別の言い方をすれば、「人との繋がりを多く持つ」「社会との繋がりを持つ」ことが「外的霊感覚のON・OFFを可能とする」ことに繋がっていくものと、わたくしは思っています。