
前回記事で、人の性格は3つの要素「生命エネルギーの特性」「脳機能特性」「体験」から構成されているというお話をさせていただきました。本来は、『性格』と呼べるのは、「生命エネルギーの特性」なのだと思っています。
一般的に『性格』と言っているのは、『その人の思考・行動特性』を意味しているんですよね。本質的には『性格』という概念は、「思考・感情の特性」を示す要素ですので、同じような意味として捉えられやすいのだと思います。
でも、本来は性格を示す要素として「感情特性」がとても重要な要素。「脳機能特性」「体験」による思考・行動特性に意識が向いてしまうことによって、本質的な性格(感情特性)が見えなくなっている(間違って認識してしまっている)ケースも多いのではないでしょうか。
■私(風の民土族)のケースを具体的事例としたお話。「生命エネルギー特性」「悩機能特性」「体験」が実際にどのように干渉しあっているのかをわかりやすくするために、私の性格(あくまで一部分)を事例としてお話してみたいと思います。
私の生命エネルギー種類は「風エネルギー」です。自然民族的には、風の民土族となります。また、脳機能特性は、情報を受信するのが左脳で、情報発信・表現に関連するのが右脳。インプットが左脳派、アウトプットが右脳派となっています。
そもそも、風の民さんは、共通して情報の受信・発信共に(情報判断、感情表現、思考表現など)に関して言うと、「イメージ派」「感覚派」なんですよね。私は、風の民土族さんですので、風の民風族さんほどではありませんが、基本的に「感覚的な判断・表現」のほうが得意なんです。感覚的に情報を捉えて、思考表現するときも感覚を重視する方が心地よく感じるんですよね。
ただ、私自身、多様な情報をどのように受け止めているか(インプットしているか)と考えると(自分自身の傾向を考えてみると)、正直、かなり「論理的に情報を受け止めている」ように思えるのです。自分が風の民さんであることを認識していなかったら、「論理的・分析的に情報を感知するタイプ」と自分でも、そんな性格と考えていたように思うほどです。
この傾向は「脳機能特性」によるものなんですよね。私の脳機能特性は情報受信(インプット)に関していうと、左脳派です。情報を論理的・分析的に受け止める仕組み(脳の仕組み)を有しているんですね。ですから、情報入手の過程としては、論理的な思考が働いているように感じてしまうんですね。
でもでも、じゃあ実際に、論理的な思考で情報をインプット&判断・活用しているのかというと、実はそうではないんですよねぇ。インプットの仕組みとしては、確かに分析的な経過をたどっているのかもしれませんが・・結局、私は感性重視で情報を判断していますから。(笑)
例えば、昼食時、目の前に、「お蕎麦」と「かつ丼」があったとします。午後には打ち合わせが控えている状況だとしましょう。そんな時、一般的な知識として、打ち合わせを上手く進める上では、あまりお腹いっぱいにしないで、消化の良い食事をしておいたほうが良いという要素は、ちゃんと判断基準として、頭に浮かぶんですよね。私は。
情報入手過程においては、「お蕎麦」のほうが「かつ丼」よりも、消化を基準とすると好ましいのではないか?といった情報インプットがなされるのです。だから、ちゃんと論理的に情報を入手・分析するような思考特性を持っているように感じるわけです。
でもね。実は、判断(思考)としては、すでに、感覚的・感性によって、決まっていたりするわけです。(笑)その日、感覚的に「かつ丼を欲しているかも」と感じていたら、私は、ほとんど迷いなく、「かつ丼」を選んでいるわけですよ。
その時の思考・判断としては、感性・感覚を基準としているわけです。やはり、風の民さんなんですよね。実際の結果としても、かつ丼を選んだことが、午後の打ち合わせにとっても、良い結果となって表れることの方が多かったりするのです。
これが、自分の自然エネルギーバランスが崩れているときだったりすると、少々悩んだ上、「やっぱり消化の良いお蕎麦にするべきかな・・」といった感じで、自分の感性を上手く活かすことが出来ずに、一般的な情報に傾いてしまったりした結果・・打ち合わせ時に、まだ小腹がすいた状態となってしまい、集中力が欠如してしまうなどといったこととなったりするわけです。
話を戻しますが。
情報のインプット過程を表面的に見てしまうと、「論理的思考」が重視されるているように感じるのですが、実態は「感覚・感性重視」で情報判断していることがわかるわけです。
■情報のアウトプット(感情表現・思考表現)の特性について次に、情報のアウトプット(感情表現や思考表現など)について考えて見ましょう。
風の民さんなので、本質的には感情・思考表現も感覚的・感性的な表現のほうが得意であり、心地よく感じる(自分が)はずなんですね。まあ、風の民さんといっても、私は風の民土族さんなので、風の民さんの中では、論理的な表現が得意な自然民族さんとなっています。
風の民土族さんの私は、感覚・感性を重視しながらも、表現方法としては、多少論理的な表現のほうが好ましく感じる(得意)、そんな特性(性格)を有していることとなります。
脳機能特性においても、アウトプットは「右脳派」。感覚・感性を伴う表現方法をする傾向(そのような脳の仕組み)を有しています。情報アウトプットに関しては、本質的な性格傾向と脳機能の特性が一致しているんですね。
ですから、本質的には、感覚的な表現・感性に基づく表現のほうが得意ですし、そのほうが自分でも心地よく表現できるんです。
でもね・・。(苦笑)
私が社会人になったころ(サラリーマン時代)。そこでの仕事で最重要な要素となったのが「デザイン」と「プレゼンテーション」だったんです。建築設計の仕事といっても、その内容はとても幅広く、事業・業態の企画から行う仕事だったんですね。
まだまだ若かりし頃は、圧倒的に専門的知識と専門的技術が足りていません。知識・技術に関しては、数年〜15年といった時間の中で蓄えていくしかないもの。ですから、入社してから数年間は、デザイン的な発想・アイデアと企画内容・アイデアを採用してもらうためのプレゼンテーションが最重要な要素となっていたのです。
で・・・。この時期に痛感したのが・・。プレゼンって単に話術なのではなく、伝えたいことをいかにして、論理的に組み立てるか、相手に応じた伝え方を考えるかが大切だということ。私、もともと話上手ではありましたが、「文章」はまったくもっての苦手分野。そもそも論理立てて、フレゼン内容を文章化していくことが、と〜ても苦手だったのです。(苦笑)
相手によっては、「感覚的表現・感性的な表現」のほうが、こちらの意図・企画内容が伝わりやすい方もいるのですが・・基本的に、プレゼン相手は企業ですからね。複数の人に向かって、企画提案するのが主となります。となると、どうしても「論理的な組み立て」と「文章力」が必須要素となるわけです。
そこで、もう・・ひたすらプレゼン資料作り&論理的な文章作りに没頭した時期があったんですよね。入社してから4.5年は、論理的な文章作りの試行錯誤をする期間となりました。そう・・ここでの『体験』がその後、私の「思考表現・感情表現」に大きな影響を及ぼすこととなったんですね。
正直、この体験があったから、当ブログも含めて、各種ブログでの情報発信に繋がったものと思っています。「地震の体感」にしても「自然に対する感覚的に捉えていた様々な要素」に関しても、その時の体験がなければ、たぶん、人様に伝えられることはなかったものと思います。
おそらく、地震関連ブログなどだけを見ていただいている方からしてみると、私の性格の一端として、「論理的な思考表現が得意(好き)」と感じている方も少なくないのかもしれませんね。でも実際は ぜんぜん違うんですよ。(笑) 論理的に文章を組み立てようとしているのは、あくまで「技術的」な要素であって、私自身としては、いまだに 苦手と感じる要素であり、表現的に好きではないんです。(笑)
インテリアの仕事に関連して、例えば「観葉植物の配置」などにおいても、本当は感覚的に、『この位置にこのくらいのボリュームの観葉植物を置くと、部屋全体の空気感が落ち着いて、風エネルギーの流れが感じられるようになるから、ここがいいですよ〜』などと伝えたいわけですが・・。(苦笑)
これだと、意図や理由がきちんと伝わらなかったりすることの方が多かったりするわけです。(笑)だから、これも「体験的な特性」から、『この位置に観葉植物を置いた方が、TVモニターへの映り込みが無いから』とか『ソファーに座った時の、観葉植物の見え方・感じ方がこうなるから・・』などといった表現をすることが多くなるんですね。
こんなやり取りの中からだと、私は、「論理的な思考表現」をする性格と思われてしまうかもしれないのですが、これはあくまで「体験による特性」なんですね。私の、本質的な性格としては、風の民さんならではの、感性的な思考表現なんです。
いかがでしょうか。
現実的には「生命エネルギーの特性」「脳機能特性」「体験」が重なり合っているので、”性格”に対する印象って、複雑といいますか・・人によって捉え方が異なりやすくなっているわけです。でも、本質的な性格は、ぜんぜん複雑なものではないんですよね。
でも、自分自身でも、脳機能特性や体験特性に目が行ってしまい、自分の性格を見極められていないという方も少なくないのかもしれませんね。