
自然民族タイプは、生まれ持った特性のひとつです。心(魂)の自然エネルギータイプと身体の自然エネルギータイプは、生まれた時点で決まっている個性なんですよね。
そんな”生まれ持った特性”に関して、ひとつ重要なポイントがあります。それは、「特性(自然民族タイプなど)」は一生変化することはありませんが、その特性の”現れ方”は、人生を歩む中、年齢によって、変化していくということです。
■年齢(年代)を基準とした特性の現れ方変化。
多くの人は人生(成長過程)において、性格や特性が大きく変化してきているように感じているのではないでしょうかね。
しかし、先ほどお話したように、生まれ持った特性(自然民族タイプ)が変化しているわけではなく、特性の現れ方が変化していることによって、自分の特性が変化しているように感じてしまうのだと私は考えています。
自分の実体験を踏まえて考察すると、特性(自然民族)の現れ方が変化する「5つの分岐点」が存在しているものと考えています。下記に具体的な分岐点期間(年齢)とその期間の特徴を記しておきますので、ご参考にしてみていただければと思います。
1)0歳〜6歳(分岐点:5歳・6歳頃)
「0歳〜6歳」の期間は、魂(生命エネルギー)と身体(身体エネルギー)が融合するために費やす期間となります。生命エネルギー(魂)が体(肉体)に宿ることにより、この世に誕生するわけですが、生まれてから、しばらくの間は、生命エネルギーと身体がちゃんと融合出来ていない状況が一定期間続くんですね。
その目安となるのが「0歳〜6歳」なのです。
この期間は、まだ生命エネルギー(魂)が剥き出しの状態と言えるもの。ゆえに、もっと生まれた自然民族(生命エネルギータイプ)がストレートに現れる期間となるのです。6歳くらいまでの子供たちは、自然民族タイプの特徴がとても良く表れているものです。
2)7歳〜12歳(分岐点:11歳・12歳頃)
概ね”6歳”頃を境にして、生命エネルギー(魂)と体との融合が完了します。次の段階が「7歳〜12歳」となります。
「7歳〜12歳」の期間、今度は身体エネルギーが発達する期間であり、身体エネルギーのバランスが構築される期間となるものと考えています。
ゆえに、この時期は、「身体エネルギーの特性が表面に表れやすい期間」となるんですね。別の言い方をすると、丈夫な身体を得る上で、自分の身体エネルギー(族)と関連性の高い出来事・環境・自然要素に多く触れ合うことが必要な時期となります。
3)13歳〜18歳(分岐点:17歳・18歳頃)
生命エネルギーと身体エネルギーが両輪となって、活力を増す時期が「13歳〜18歳」の期間です。
この期間は、現世(この世)にて、生きていくための様々な力を蓄え、育んでいく期間となります。ゆえに、生まれ持った特性(自然民族タイプ)が目立たなくなる時期となります。現世で学んだ「知識」「知恵」「人間関係」といった要素が重視されることから、持って生まれた特性が表面に出にくくなるんですね。
もちろん、生活環境によって、大きく異なりますので、あまり現世の仕組み(人間界の仕組み)に捉われることなく、大らかな環境で育まれている場合には、自分の特性も十分発揮されることとなります。
「知識・知恵・人間関係」と「生まれ持った特性(自然民族)」のどちらが優位になるかは、生活環境・周囲の人間関係によって、大きく左右される時期なのです。
4)19歳〜36歳(分岐点:35歳・36歳頃)
19歳を起点として、多くの人が社会環境との接点を広げていく時期となります。
「13歳〜18歳」までの期間にて、『生まれ持った特性を優位として育んできた人』の場合は、さらに、自分の特性を磨き上げる時期となります。ただ、その人が”どんな社会環境”と接点を持つようになったのかによって、状況が異なることに。
自分の特性に適した社会環境であれば、自分の特性を大きく育む道を歩む期間に。逆に、特性と相反する社会環境と接点を持っていた場合には、いろいろと社会との摩擦を経験する期間となるわけです。
また、「13歳〜18歳」までの期間にて、『知恵・知識・人間関係優位で過ごしてきた人』の場合は、「19歳〜36歳の期間」にて、いわゆる”自分探し”をする期間となるんですね。
・自分の特性&本質とは何?
・自分は何に価値観を見出しているの?
など
といったことを、あらためて模索する時期となりやすいのです。早々に、「自分の特性」に気付く人もいれば、36歳くらいまで、自分の特性を見出せずに過ごす方もいるものです。
別の側面から言うと、「自分の価値観を構築する期間」ともなります。”美しさ””好み”などの判断基準といいますか・・価値判断の物差しを作り上げる期間となるのです。
5)37歳以降
37歳を起点として、自然に、生まれ持った特性(自然民族)が表現できるようになっていきます。この年齢以降が本当の意味での出発点なのかもしれません。この時から、現世にて、”自分が残していくべき何か””伝えていきたい何か”を見出し、実行していく時期となるものと思っています。